中高一貫校の受験対策にはいつから塾に通えばいい?
中高一貫校を目指す子どもが増えており、小さいうちから塾に通わせる家庭も多いでしょう。本記事では、中高一貫校の受験対策はいつから行うべきか、塾はいつから通うのがベストなのかを解説します。本格的な受験シーズンを迎え、子どもの将来を心配している方はぜひ、参考にしてください。
中高一貫校の受験傾向
近年、中高一貫校を受験する子どもが増えており、人気も高まっています。中高一貫校は、一度受かれば長い目で見て親も安心でしょう。中高一貫校は平成11年に制度化されて以来、設置数が年々増えています。とくに都内では大学合格実績の好調な一貫校は人気が高く、倍率も高い水準を維持しているのが現状です。
中高一貫校を受験する方が増えているのには理由があります。まず、市立中学校に比べ学費が大きく抑えられるからです。受験の期間が少なく済むため、準備期間が少なく、塾の費用も比較的少なくすむでしょう。
次に、大学合格実績を上げている学校が増えておりカリキュラムや教育法がすぐれていることも人気の理由のひとつです。大学受験が最終目標になるため、じっくりと勉学に取り組めます。また、6年間かけて友人関係を築くことができ、よい環境で勉強を受けられるでしょう。
中高一貫校の受験対策にはいつから塾に通えばいい?
中高一貫校の受験では、大人でも難しい問題が多く出題されます。6年生の4月から勉強を開始するのでは非常に遅く、合格できる子どもは少ないでしょう。こちらでは、中高一貫校の受験対策をいつから始めたらよいか、塾に通うのはいつからがよいのかを解説するのでぜひ参考にしてください。
小学校5年生の2月が最終リミットとして考えよう
中高一貫校受験を目指す塾では、最低でも1年間を通じてカリキュラムを組むところがほとんどです。そのため、小学校5年生の2月から塾に通うなどして対策しなければ合格は難しいでしょう。また、2月というのは適性検査が行われる時期であり、1月末日は塾の年度が変わる時期でもあります。学校の年度変わりと塾の年度変わりが違うということを考えてから、子どもに合った塾に通わすのがベストでしょう。
小学校4年生・5年生になる前から準備したほうが安心
もし、小さいうちから中高一貫校へ通うことを考えているのであれば、小学校4年生・5年生から準備することをおすすめします。適性検査では、発想力や思考力、分析力が必要となり、自分の考えをまとめて伝える必要があるのです。小学校4年生や5年生から、こうした能力を発揮するため多くの問題を解いておくと受験対策になるでしょう。また、小さい学年から自ら学習する習慣を身に付けることも大切です。
中高一貫校の入試は私立・国立中学のものと何が違う?
中高一貫校の入試は、私立・国立中学の受験とは一味違います。塾に通うことも大切ですが、入試がどのように違うのかを知っておくことが一番大切です。知ったうえで、子どもに合う入試スタイルを把握しておきましょう。子どもの入試対策に疑問を持っている方はぜひ、参考にしてください。
入試の問題が私立・国立とは違う
一般的に入試と呼ばれてるものは、中高一貫校では適性検査と呼んでいます。適性検査は、小学校で習う学習からの問題がほとんどで、成績がよい子や発表が得意な子などは塾で身に付けた力を発揮できるしょう。また、私立・国立中学では入試と呼ばれるものは、小学校での学習の応用を出題されるケースがあり、深い知識を身に付ける必要があります。
試験の科目が違う
中高一貫校の適性検査は3つに分かれており、まずテーマに沿った作文を書く課題が出題されます。社会や数学では、資料の問題を読み解き解読するケースがほとんどです。ほかにも、身近な問題から出題されるケースもあり、算数と理科の知識を発揮しなければならない問題も出題されるでしょう。
小学校からの調査書対策の必要性が違う
私立中学や国立ではほとんどの場合、筆記試験のみでの合否となります。ただし、中高一貫校では小学校から提出される調査書が合否に大きく関係してくるでしょう。総合得点として判断するときに、小学校からの調査書が総合成績の得点として換算されます。小学校での学習の様子も非常に関係してくるので、普段からの生活も大切にしなければならないでしょう。
中高一貫校の受験対策方法
中高一貫校を受験すると決めたら、すぐに対策することをおすすめします。おすすめなのは、中高一貫校・私立中学の塾へ通うこと。塾へ通うことで、複合的な能力を身に付けられるでしょう。また、どちらかに迷いがある場合はしっかりと本命を決めておく必要があります。適応検査対策が難しい場合は、中高一貫校の対策をあきらめるのも必要でしょう。受験する学校のレベルを下げて勉強するのもひとつの方法です。
まとめ
本記事では、中高一貫校の受験対策はいつから始めるべきかを解説しました。受験シーズンを迎えてからでは、中高一貫校の対策をすることは難しいでしょう。両親が、中高一貫校の受験をさせたいと決めているのであれば、子どもとよく話あってから決めてください。小さいうちから勉強する習慣さえ身に付けておけば、塾にすんなり通えます。もし、中高一貫校の受験に迷いがある方は、本記事を参考にしてみてください。
おすすめ関連記事
-
引用元:https://www.tomas.co.jp/