【受験生向け】おすすめのメンタルの保ち方
受験シーズンが近づき、受験生の方々は緊張も高まってきていることでしょう。ずっと続けてきた勉強についても、急に不安になることもあるかもしれません。先の見えない不安や成績へのプレッシャーはメンタルにも大きく影響します。この記事では、受験生のメンタルが落ち込みがちな原因やおすすめのメンタルの保ち方について解説します。
受験期にメンタルが落ち込みがちな理由
受験生にとって、勉強するモチベーションを維持したり、常に前向きな姿勢で勉強を続けたりすることは必要不可欠です。一方で、受験期にはメンタルが落ち込みやすいのも事実といえます。では、メンタルが落ち込みがちな理由はどんなものがあるのでしょうか。
受験は非常にストレスフル
第一にあげられるのが、受験は非常にストレスの多いものであるということです。模試の受験直後や結果が分かったとき、受験日が近づく冬などはとくに、焦りや漠然とした不安が押し寄せてくることでしょう。思ったような結果が出せなかったときなどは、とくにストレスが増加します。
同じ志望校を目指す友人の動向が気になるということもあるかもしれません。ストレスは、自信が失われることで、ネガティブな感情で一杯になってしまうことを意味します。
未来に対する不安
大きな視点で考えると受験は一過性のもので、未来はどうにでもなるものですが、受験の中にいる当人からすると、未来への見通しができない不安はつきまといます。結果が見えない、不安定な感情から、身に迫る危機に対応しようと焦っている状態になり、頭がパニックになっているともいえます。
周りの友人が浪人を視野に入れていたり、新しく塾に通い始めたりすることで自分の将来を考えてしまい、漠然とした不安が増すこともあるでしょう。
受験期にメンタルが落ち込みやすい人の特徴
受験は誰にとってもストレスになることですが、とくにメンタルが落ちこみやすい人には同じような特徴が見られます。受験勉強と同じく、原因を知ることで対策できることもあるので、その特徴を詳しく見てみましょう。
ほか人の反応が気になる
ほか人の反応が気になる人は、受験期にメンタルが落ち込みやすいといえます。それは、他人からどう見られるかを、過剰に気にすることで他人の反応に一喜一憂してしまうからです。
たとえば「成績が下がったことを親や先生にどう思われるか」ということや「友人達より成績がよくなかった」ことを気にしすぎてしまうことです。自分がどう思うか、今後どうするかということよりも他人の反応を気にすることで、人に左右されて動揺してしまうことが多くなります。
マイナス思考
物事をマイナスに考える傾向がある人も、メンタルに影響が出やすいといえます。それはマイナスに感じる出来事が起こったときに、いつまでもその内容にとらわれてしまうからです。
ひとつの出来事にとらわれてしまうと、集中力を欠く結果になります。集中力が切れれば、身体も反応して重くなり、また気持ちが落ち込むという悪循環に陥ります。いつまでも、悪循環の中にいると、本来の自身の能力を発揮できないまま、時間だけが過ぎていくという結果にもなりかねません。
スケジュール管理が苦手
スケジュール管理が苦手な人もメンタルが不安定になることが多いでしょう。受験生の不安は、志望校に合格できるかどうかという一点のほかはありません。
志望校の合格に必要な要素を把握し、計画的に勉強すれば漠然とした不安は少なくなりますが、スケジュール管理が苦手な人はそもそも「計画的な勉強」を苦手としています。必要な要素を勉強できているかどうか分からないということが、漠然とした不安をさらに大きくする原因となるのです。
受験期のメンタルの保ち方
受験期でも、メンタルが落ち込みやすい原因が分かれば、あとは対策を考えるだけとなります。自分がどのようなタイプかを考え、タイプごとに自分らしいメンタルの保ち方を見つけることが重要です。
自己評価で考える
他人の反応が気になりすぎる人は、自己評価で考えることを基準とするのがよい方法です。他人の評価は、その人の性格や状況、時期などで変化するものなので、絶対的なものではありません。結果に対しては他人がどう思うかでなく、自分自身で成功か失敗かを決めればよいのです。
ポジティブにとらえる
他人の反応が気になる人や、マイナス思考が癖になっている人はできるだけポジティブにとらえることがメンタルを保つポイントになります。失敗したことをいつまでも悩むのではなく、次につなげる改善点としてとらえる気持ちが必要です。模試の結果が悪かった場合、模試は過去の実力ととらえ、失敗したところは自分の伸びしろとして対策をうつことを優先させましょう。
逆算してスケジュールを立てる
スケジュール管理が苦手な人は、過去問などから志望校の合格水準を把握し、逆算して勉強内容を決めることが重要になります。漠然とした不安は、必要な勉強をこなせているかどうか分からないことによって生まれるので、まずはその不安をつぶす必要があるからです。ひとつずつ、必要な内容をこなしていくことで、振り返ったときに、がんばった自分を認めることができ、不安を軽減できるのです。
モチベーションを高める方法を探す
好きな音楽を聴く、好きな食べ物を食べる、少しだけ寝るなど、自分がまた勉強を頑張ろうと思える方法をいくつか持っておくのもおすすめです。志望校の学校公開に行ったり、公開講座や模擬授業などがあれば参加したりすることで志望校へのイメージを深め、モチベーションを保つことができるかもしれません。
まとめ
まもなく受験シーズンです。今、受験生の方は細かいことを気にせずに、これまでの頑張りが自分の中で生きていることに自信を持って受験日を迎えるのがよいでしょう。無理はせず、体調を第一に残りの仕上げをすることです。
これから受験期に入る方は、志望校から逆算したスケジュールを立てて、勉強を進めていくことがおすすめです。この記事が受験するすべての方にとって、自信をもって受験日を迎えるための参考になれば幸いです。
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引用元:https://www.tomas.co.jp/