個別指導塾と集団指導塾の違いは?向いている子どもの特徴とは?

公開日:2024/03/15  


学習塾は大きく、個別指導と集団指導の2つのスタイルに分けられます。しかし、これから塾を探そうと思っている人のなかには、2つの違いがはっきりとわからず決まらないケースもあると思います。本記事では、個別指導と集団指導の違いについて、それぞれの特徴やメリット・デメリット、どんな子どもに合うのか、その特徴も解説します。

個別指導と集団指導の特徴について

個別指導と集団指導は、それぞれ独自の特徴をもっています。どのような違いが見られるのか、その特徴を見てみましょう。

個別指導とは

個別指導は生徒ひとりひとりに焦点を当て、個々の学習ニーズに応じた指導を提供するスタイルです。通常、マンツーマンまたは少人数制で行われ、講師が生徒1〜3人を受けもちます。この形態では、オーダーメイドのカリキュラムが組まれ、生徒の理解度に合わせて進行します。

個別指導の大きな強みは、勉強内容を自由に決められる点です。学習状況や理解度に合わせた授業が可能で、苦手科目の克服や得意科目の更なる強化が期待できます。また、学期の途中からでも始められる柔軟性があり、入塾のタイミングに左右されずに始められます。さらに、授業の曜日や時間割を選べるため、部活動や習い事との両立がしやすい点も魅力的です。

集団指導とは

集団指導は複数の生徒が同じ教室で同じ授業を受ける形態で、クラスは学力や志望校によってわけられることが一般的です。クラスごとに6〜20人程度の生徒が参加し、一律のカリキュラムに基づいて進行します。集団指導の利点のひとつは、一定のペースで学習が進められる点です。年間を通したカリキュラムに基づいて進行するため、学生は安心して学びを進められます。

また、ほかの生徒とのコミュニケーションを通じて、他人の意見を聞くことで知識と考え方の幅が広がる利点もあります。さらに、受験に関する情報が豊富で、受験対策や併願校の選定に役立つ情報が得られる点も大きな魅力です。

個別指導と集団指導のメリット・デメリット

個別指導と集団指導には、それぞれメリットとデメリットが存在します。どのようなことがあげられるのか、以下に詳しく紹介します。

個別指導のメリット

まず、学習ニーズに合わせたカスタマイズされた指導があげられます。このスタイルでは、質問しやすい環境が整い、いつでも質問ができるのが利点です。

そして、講師が生徒の学習を直接見守り、勉強方法にまで踏み込んで指導するため、勉強の仕方も学べます。さらに、苦手科目や得意科目を重点的に学べ、相性のよい講師を選びやすいのも個別指導の長所です。

個別指導のデメリット

一方で、個別指導のデメリットは、講師1人あたりの生徒数が少ないため、授業料が高くなる点です。また、ほかの生徒との競争が少ないため、成績の客観的な立ち位置が見えにくく、生徒には自己管理が求められます。

集団指導のメリット

集団指導のメリットは、多くの生徒を支える指導スタイルであるため、一度の授業で幅広い内容が学べる点です。同じくらいの学力をもつ同級生と一緒に学ぶことで、必然的に競争心が湧き、それがモチベーションとなります。また、大人数に対する講義が主体なので、費用が比較的安く済むのも魅力です。

集団指導のデメリット

一方で、集団指導では個々のニーズに合わせた指導が難しく、質問しにくい環境があります。自由度が低く、個別指導ほどきめ細かい指導が難しい点や、子どもの学力と学習内容のレベルが合わない可能性があることも考慮すべき点です。さらに、大人数に対する講義が主体であるため、生徒ひとりひとりに目が届きにくい課題も存在します。

個別指導と集団指導、どんな子どもが向いている?

個別指導と集団指導、どちらが適しているかはその子の性格や学習スタイルによって異なります。それぞれに向いている子どもの特徴を見てみましょう。

個別指導に向いている子ども

個別指導に向いている子どもの特徴として、まず学校の授業についていけない子どもがあげられます。個別指導では生徒ひとりひとりに焦点を当て、理解度に合わせた授業が進行するため、学校の授業に適応できない場合でも効果的です。

また、苦手科目の克服や自分のペースで勉強したい子どもにも適しています。部活動との両立を図りながら学習を進めたい場合や、勉強のやり方や習慣を身につけたいと考えている生徒にも、個別指導は向いています。さらに、私立校に即した授業を希望する子どもたちにも、個別指導が最適です。

集団指導に向いている子ども

集団指導に向いている子どもの特徴として、学習の基礎力があり、意欲的に勉強に取り組める子どもがあげられます。集団指導ではクラス全体で同じ授業を受けるため、基礎力がある生徒は効率よく学習を進められます。

積極的に質問や発言ができ、自律的に学習を進められている子どもは、集団指導で高レベルを目指すことも可能です。また、周囲から影響を受けやすく、競争心でモチベーションを上げられる子も集団指導に適しています。そして、学校よりも先の内容を学びたいと思っている子どもたちにも、集団指導は効果的です。

まとめ

個別指導と集団指導、それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較することで、どちらが子どもに適しているかの見極めが重要です。個別指導は生徒ひとりひとりに焦点を当て、柔軟なカリキュラムで学びを進められます。対照的に、集団指導は多くの生徒が共通の授業を受け、競争心がモチベーションとなります。

子どもの性格や学習スタイルによって向き不向きがあり、学校の授業に適応できない子や自分のペースで学びたい子には個別指導が、基礎力があり社交的な子には集団指導が適しています。しっかりと特徴を理解し、子どもの個性に合った指導スタイルを選択することが、よい学習環境を築くポイントです。

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