【中学生向け】学習塾はどう選ぶ？具体的なポイントや失敗しないコツを紹介

公開日:2024/04/15　　

中学への入学や高校受験のタイミングで、学習塾を検討する方は少なくないと思います。しかし、見た目の印象や評判などにこだわり、情報を十分に集めないまま塾を選んでしまうと後悔するケースも出てきます。本記事では、中学生の塾の選び方について、チェックすべきポイントやコツをお伝えします。

中学生の塾通いの必要性
中学生における学習塾の選び方
塾選びで失敗しないためのコツ
まとめ

中学生の塾通いの必要性

中学生は学業が複雑化し、同時に部活動やほかの課外活動に追われる時期でもあります。この段階で塾に通うことは、いくつかのメリットが期待できます。

学校の成績向上

中学の授業は進度が速く、個々の生徒に合わせた指導が難しいことがあります。その点塾では、少人数制の授業や個別指導が行われ、苦手科目や理解できない箇所を専門の講師が丁寧にフォローしてくれる点はメリットです。

勉強習慣の確立

塾通いは定期的かつ計画的な学習を促進します。定期テストや期末試験に向けての準備を通して、生徒は自らの勉強習慣を築けるのです。これが将来的な進学やキャリア形成にもプラスになります。

受験対策ができる

高校受験においては、塾通いはほぼ必須といえます。高校受験は大きな節目であり、志望校合格のためには確実な受験対策が必要です。塾では高校受験に特化した授業や模擬試験が行われ、受験勉強において不足することなく対応できます。また、志望校に関する情報も塾で得られるため、戦略的なアプローチが可能です。

中学生における学習塾の選び方

中学生が学習塾を選ぶ際には、さまざまな要因を考慮する必要があります。具体的なポイントに焦点を当て、中学生に最適な学習塾の選び方を解説します。

塾に通う目的を明確にする

塾に通う目的は生徒によって異なり、高校受験対策、授業のフォロー、苦手分野の克服など、目的に合った塾を選ぶことが重要です。目的によってカリキュラムや授業形式、費用などは変わってくるため、何のために塾に通いたいのかを明確にしましょう。

学校の成績に応じた授業形式を選ぶ

学校の成績に応じて、個別指導塾か集団指導塾かの検討が必要です。学校の成績が低い場合、昔の授業内容から理解ができていない可能性があります。

そのため、基礎からやり直す必要があり、このような場合は先生が1対1や1対2でついてくれる個別指導塾が適しています。学校の成績が平均前後の場合、勉強習慣があっても成績が上がらないケースでは、勉強のやり方を一から教えてくれる個別指導塾がおすすめです。

逆に、成績は悪くないが勉強習慣がないケースでは、周りの生徒と切磋琢磨できる集団指導塾が効果的といえます。

塾の授業料から選ぶ

中学生の塾選びには、塾にかけられる費用相場に応じて選ぶ方法もあります。塾の授業料は幅広く、予算に合わせて検討することが大切です。たとえば、月額1万円以下の場合、週1回で約50分の集団指導が一般的です。

月1万円超〜月2万円の場合には、週1回約100分の集団指導や、週1回約50分の個別指導が利用できます。月2万円超〜月3万円の場合は、週1回約80分の個別指導が提供されることがあります。

そして、月3万円以上であれば、難関校に特化した高水準な個別指導が期待できます。塾の種類や講師の経験によって、費用相場は大きく異なります。

塾講師のレベルを確認する

経験が豊富で、指導スキルのある講師から授業を受けることが理想的です。塾に通う場合には、担当講師が専任かアルバイトかも事前に確認しましょう。アルバイトの講師の場合、研修や学力を確認することが必要です。

具体的な確認方法として、無料体験での授業参加や面談、塾のWebサイトやパンフレットでの研修内容の確認があげられます。

塾選びで失敗しないためのコツ

中学生の塾選びで失敗しないようにするには、いくつか押さえるべきポイントがあります。以下に詳しく紹介します。

体験授業は必ず利用する

体験授業を利用することは非常に重要です。多くの場合、これが塾を選ぶ際の決め手となります。塾講師のスタイルや授業内容、自分が無理なく通塾できるかどうかなど、具体的な体験を通して確かめることで、後悔を避けられます。無料で提供される体験授業は、通常1日から1か月と幅広い期間が用意されています。

最低でも3つ以上の塾を比較する

ひとつの塾だけでなく、最低でも3つ以上の塾を比較することが大切です。これにより、各塾の強みや特徴を理解し、自分に合った環境やカリキュラムを見つけられます。単一の視点からでは、塾の実力や提供されるサービスを正確に評価するのは難しいため、複数の選択肢を比較検討することで、最適な選択につながります。